絵本 「おちびのネル」

おちびのネル―ファースト・レディになった女の子

おちびのネル―ファースト・レディになった女の子


エレノア・ルーズベルトの少女時代を描いた絵本。

エレノアは、のちに大統領のフランクリン・ルーズベルトと結婚し、夫を支えながら自分自身も多くの社会活動を行い、賢夫人の誉れが高かった人物。

自身も夫もアメリカの名家の出身で、さぞかし小さい時から順調で幸せだったと思いきや、

この絵本によれば、少女時代はとても不幸だったようである。

金持ちの名家ではあるけれども、母親に愛されず、父親は離婚して家を出て行ってしまう。
親戚たちも、あんまり頼りになるわけではない。

自分に自信がなく、おどおどした少女時代だったようである。

しかし、寄宿学校で過ごしているうちに、徐々に自分に自信を持ち、大きく成長していく。

この絵本の作者は、三年がかりでいろんな資料を集め、読み込んで、この絵本を作成したそうである。

とても良い絵本だった。