「大きなかぶ」を抜く一人に加わるか ― 次の選挙で日本が問われること

野田さんは、次の選挙で問われるのは何かということについて、以下のように言った。


「前に進むのか、後ろへ戻るのか。
政権交代によって目指した、まだ道半ばの改革を更に進めていけるのか。
それとも、政権交代前の古い政治に戻ってしまうのか。」
http://kawaraban.kantei.go.jp/2012/11/18blog.html 


アメリカは、前者を選択した。
日本はどちらを選択するのかがいま問われている。


民主党政権のもと、失業率は二割減り、有効求人倍率は二倍になった。
企業収益は倍増、設備投資は三割増。
年に2%経済成長。
こういう良い側面をきちんと見るべきなのに、マスコミはネガキャンしかしない。
http://www.yokomichi.com/ 


他にも業績は、思いつくまま挙げても多々ある。


民主党の業績】


生活保護母子加算の復活、高校授業料無償化、寄付税制の工夫、年金一元化雇用保険の適用拡大、求職者支援制度の創設、公務員人件費の削減、再エネ法制定や脱原発方針の明言、浜岡原発の停止、最高の人選での政府事故調の設置、B型肝炎訴訟和解、諫早湾水門開門の決断、湯浅誠さんらを起用しての自殺対策で実際に自殺者数を大きく減らしたこと、15年で時効が成立していた死刑相当犯罪について時効が廃止されたことと、診療報酬が増額されたこと、地方への補助金の一括交付金化、硫黄島遺骨収集、シベリア抑留者への補償、社会的孤立の問題に取り組む社会的包摂のための特命チームの立ち上げ、EPAの推進、父子家庭に対する児童扶養手当の創設、公務中に重大な事件・事故を起こした米軍属について訴追可能としたこと、震災対応では地震発生直後四分で危機管理センターを立ち上げ早期に自衛隊の大規模投入を決断し二万六千人の人命を救助、東電が撤退を進言したのを断固として拒絶し叱咤激励し首都圏三千万人移住の最悪事態を回避。



私は、小泉政権以後に進んだ格差や貧困問題の是正を目指し、民主党政権は一定の成果があったと思う。
その証拠に、自殺者数は減少している。


「分厚い中間層の復活」を掲げている野田さんの政治理念も、今の日本にとって最も大切なことだと思う。


youtubeに、野田総理が「大きなかぶ」の絵本の朗読をして子どもたちに読み聞かせをしている動画があった。


聞いていて、この話は、子どもだけではなくて、大人も本当によく耳を傾けるべき話だとあらためて思った。
力をあわせ、協力することの大切さをあらためて教えられる話だと思う。


あの安倍さんとの緊迫の党首討論のわずか数日前に、このように子どもたちにのどかに絵本の読み聞かせを野田さんがしていたということに、あらためてその泰然自若たる風格を思ったのと同時に、あの時の気魄の背景には、このような子どもたちのためにもなんとしても命がけでがんばろうという思いがあったのだろうと、あらためて思った。


私は次の選挙では、この逆風の中で、あえて民主党にとどまってがんばる政治家の人たちこそ本物だと思うし、できる限り、応援したいと思う。
悪意と冷笑と傍観者の態度ではなく、「大きなかぶ」を共に抜く手伝いをする人間の一人でありたいと思う。




参考
野田総理VS安倍総裁 緊迫の党首討論
http://d.hatena.ne.jp/elkoravolo/20121115/1352938413