2009年の政権交代の結果がこれ

自殺者、15年ぶり3万人下回る…防止策拡大で
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130117-OYT1T00459.htm?from=tw


自殺者数が十五年ぶりに三万人を下回った。
本当によろこばしいことだと思う。


ちなみに、倒産件数も昨年は大きく減った。


2012年倒産件数は21年ぶり低水準、資金繰り支援効果で | Reuters http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE90E03E20130115


客観的に見れば、このとおり、民主党政権はかつてなく倒産件数を減らし、自殺者数を減らした。


私たちが2009年に選挙で実現した政権交代の成果がこれだ。
自信を持とう。

問題は、多数がネガキャンに惑わされ、自信を失い、民主党の業績を評価し、応援しなかったことだ。


自殺者数についても、倒産件数に関しても、民主党政権は減らすことに成功した。
有効求人倍率も増え、経済は震災の年を除き、プラス成長だった。
多くの業績があった。
原発事故も、財政赤字も、尖閣竹島の問題も自民党時代からの積み残しだ。
その中でよくやったと言えるだろう。


多くの極右や小沢派の人々が、民主党は内政と外交で惨憺だったと言う。
しかし、自民党政権の時代と比べてどこがそんなに悪いのだろうか。
外交でも、別に竹島尖閣をとられたわけではない。
動的防衛の整備を進め、ICJ提訴も掲げて相手を牽制した。


客観的に見れば、菅政権と野田政権は非常によくやった。
財政の健全化にも大きな努力を成し遂げた。
主観的なバッシングばかりが横行することが、世論をゆがめ、日本を悪くしている。


世論をゆがめているのは主に二つ。
極右やネオリベの人々と、小沢派の人々の、活発なメディアやネットを通してのプロパガンダである。
いかにこの二つに対抗していくか。
日本のリベラルは本気にならないと、いつまでも再建できまい。


防ぐ方法としては、前者に対しては自民党政権の今までの結果とこれからの結果を客観的に検証し、分析し、わかりやすく提示し、対案をより具体的に示すことである。
後者については、いかにその言い分が妄想と虚偽に満ちたものか明らかに、民主党政権の客観的な実績を提示していくことだろう。


私たちは、またかつてのような、自殺者数が三万人以上の世の中を求めるのだろうか。
それとも、その逆の方向に、かすかに進みつつあった善き芽を、しっかり守り育む方向に進むのか。
今後ますます、そのことが厳しく問われるだろう。