菅さんが、税・社会保障の改革の最大の功労者として、与謝野さんの名を今日のブログであげていた。
菅直人『社会保障と税の一体改革の功労者』
http://amba.to/PJ0zoZ
私も全く同感。
与謝野さんは損得抜きで、あらゆる誹謗や中傷に耐えながら、黙々と菅政権を支えた。
昨今の政治家にはめったに見ない立派さだったと思う。
与謝野さんの昨年最後の記者会見も本当に胸打たれた。
「菅総理の印象は、やはり真面目で仕事熱心であるということであって、世間で言われている人間像とはおよそ違うものがあると私はいつも思っておりました。」
http://www.cao.go.jp/minister/1101_k_yosano/kaiken/2011/0830kaiken.html
ギリシャ危機の二の舞と日本がならないために、あらゆる罵倒や艱難辛苦に耐えて、日本の財政と社会保障のために不惜身命で取り組んだ菅さんと与謝野さんは、後世が必ず正しく評価するだろうし、評価されるべきと思う。
もっとも、御二人とも、あまり世間の評判や毀誉褒貶には無関心で、ひたすら国家社会のためというタイプの政治家なので、「男子の本懐」を果たした満足を、他の人は知らなくても自ら知ればよいと思っておられるのかもしれない。
原発政策に関しては必ずしも一致しない二人だったわけだけれど、与謝野さんが最後まで菅さんを裏切ることなく、無私無欲の精神であえて火中の栗を拾い続け、菅さんを支え続けたのは、本当に知る人ぞ知る、わかる人のみわかる、実に見事な振る舞いだったと思う。
男というのはああなくてはならないと、菅さんと与謝野さんを見ていると本当に思う。