メモ帳

どうも世の中には「税と社会保障の一体改革」と安倍政権が行っているばら撒き&消費税増税の区別がつかず、両方いっしょくたに否定している人々がいる。
しかし、もともと、菅・野田政権のもとで推進されてきた「税と社会保障の一体改革」は安倍政権とは全く異なる。


菅政権のもとでまとめられた「社会保障・税一体改革成案」では、貧困格差対策が明確に掲げられ、消費税収についても、「消費税を原則として社会保障目的税とすることを法律上、会計上も明確にすることを含め、区分経理を徹底する等、その使途を明確化する」ことを述べていた。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/pdf/230701houkoku.pdf


安倍政権は、国民には消費税を増税する一方、経済対策として企業にはばら撒こうとしている。
これは、菅政権のもとでの「社会保障・税一体改革成案」とは全く異なる路線である。
社会保障目的以外に消費税収を使うことは、そもそも附則104条に違反し、自民党の2012マニフェストにも違反している。


つまり、民主党政権における「税と社会保障の一体改革」の路線と、安倍政権の国民には増税&企業にばら撒く政策は、全く異なる路線である。
この二つを意図的に混同することは悪質なプロパガンダである。
今必要な批判は消費税収の企業へのばら撒きは法律違反&マニフェスト違反だと指摘し正すことであると思う。




要するに、安倍政権は、竹中平蔵さんの社会保障切り捨て路線と、財務省財政再建のための消費税増税と、旧来自民党の土建ばら撒き路線の、最悪の部分だけの結合体ということ。
竹中さんの消費税増税反対と財務省の財政規律という美点(?)は全く持ち合わせていない。




最近何冊か宇宙のいろんな星や星雲の写真集や海のウミウシなどの写真集を見ていて思ったのだけれど、神は「遊戯」といえばいいのだろうか、楽しみ遊びの心でこの世界を創ったのだと思う。そうでなければ、これほど美しいものはなかったろう。そして、これらを美しく楽しいと思う人の心は不思議である。



清水真人『消費税 政と官との「十年戦争」』を読んでいて、唖然とする箇所があった。
福田政権の時に、自民党と当時は民主党の代表だった小沢さんが大連立の協議を進め、その中でなんと、消費税増税憲法改正を進めようと合意していたというのである。

「福田は元首相の森喜朗代理人と頼み、森と小沢で水面下の交渉が進んでいた。森は後に日本経済新聞連載の「私の履歴書」(一二年十二月)で、大連立の大義名分を巡って小沢が「まず消費税を片付けよう」と持ちかけ、森が憲法改正もやろうと言うと受け入れた、と明かしている。」
(清水真人『消費税 政と官との「十年戦争」』71頁)

なんじゃこりゃ?!
小沢さんが検察に引きずりおろさなければ、消費税増税もなかったみたいなことを小沢派はよく言っているが、これを見ていると、むしろ逆だろう。
憲法改正すら進んでた可能性も高い。
小沢派は、いったい小沢さんの何に幻想と妄想と狂信を抱いているんだろう・・・。


「私はかたく信じている、私が私としてこの大宇宙に貢献しうる最大の業績は、私が私自身であることであると。」(三谷隆正)




「死にたいなと目覚め、さめざめと泣いた二時」「けだるき一日生きるだけ」「行け、シャイな癒し系」「この愛を届けたい! だけど遠いあの娘」「手伝うよ 何度も どんな用だって」「世の中ホカホカなのよ」 すごいな、回文。