政府事故調報告書に対する菅さんのコメント

「最高責任者として反省」菅氏
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120723/dst12072319450022-n1.htm




正確には、菅さんのコメントは以下のとおりのもの。
五点に渡る。


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政府事故調最終報告についてのコメント」
 

 1.本日、政府事故調の最終報告が公表されました。畑村委員長をはじめ委員会の関係者皆様の一年以上にわたるご努力に心から敬意を表します。

 2.今回の報告は、政府や東京電力等の事故対応に関する検証と課題の分析について、総合的かつ客観的な観点から取り組んでいただいたものと認識しております。

 3.政府の事故対応について多くの問題点が指摘されていますが、こうした点については、当時、原子力災害対策本部長(総理大臣)を務め事故対応の最高責任を負う立場にあった者として、真摯に受け止め反省すべきものと存じております。

 4、あわせて、今回の原発事故において最も深刻だった3月15日未明からの「東電撤退」をめぐる動きに関して、その経緯を詳細に分析するとともに、政府と東電の統合本部の設置により情報収集が大きく改善されたと指摘されている点は、事実関係を適切に認識していただいているものと受け止めております。

 5.今回の原発事故を人類全体の貴重な教訓として、原発事故再発防止はもちろんのこと原子力政策の在り方そのものに、どのように活かしていくかが今問われています。私としても今後ともあらゆる努力を尽くしてまいりたいと考えております。
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http://ameblo.jp/n-kan-blog/


このうちの、3についてのみこの記事はあげているが、五つのポイントすべてを合わせて考えるべきだろう。

特に、4のポイントは重要と思う。


311直後の対応において、菅さんは実によくやったと思う。
菅さん以外の人があの時の指導者であれば、特に鳩山さんのように無責任で気骨のない人物がその座にいた場合、はるかにひどい結果が生じた可能性も極めて高いと思われる。

首相退任後も、地道に脱原発のための情報発信や問題提起、法案作成に取り組んでいる点も立派だと思う。

いいかげん、我々日本国民も社会全体も、電力利権に牛耳られたマスコミや小沢派のプロパガンダやデマに操られるだけでなく、自分の頭で、あの時のことをしっかり考えるべき時に来ているのではなかろうか。


事故調最終報告 
http://icanps.go.jp/post-2.html