- 作者: 石黒浩,鷲田清一
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2011/03/11
- メディア: 単行本
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けっこう面白かった。
特に、なるほどーっと思ったことは、
自分が何をしたいかとか、自分にしかできない仕事とは何か、など考えるより、
「自分はこの世の中の一人の人間として何をしなければならないか」
をしっかり考えるべきだ、というのは、なるほど〜っと思った。
本当にそのとおりと思う。
そう考えると、気が楽になる気もする。
また、世の中の本当に大事なことほど、なかなか答えがない、決められた正解などないものであり、
わからない問題に根気よく付き合って考えていく「知の基礎体力」こそが大事だ、
という話も、なるほどーっとあらためて思った。
知性のタフさ。
本当に大切なことだともう。
また、研究とは、研究に打ち込む姿勢を見せて、「人生とは何か」「生き方とは何か」を見せるということでもある、ということと、
死ぬ思いをしないと新しいものは生まれない、
ということも、なるほど〜っと思った。
ぱらぱらっとななめ読みしたのだけれど、これらの言葉に触れることができただけでも、手にとってみてよかったと思う。