グッバイ・レーニン

グッバイ、レーニン! [DVD]

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東独消滅にまつわる悲喜劇の物語なのだけれど、なかなか家族愛をひしひしと感じる内容で、そしてなんというか、うまく形容できないなつかしさというか、失ってしまったものをあらためて感じる気がした。
もちろん、東独よりは西独がマシだったのかもしれないけれど、本当に資本主義だけで良いのかと、ちょっと気になる気が、この映画を見ててあらためてした。
社会主義体制もろくなものでもなく、そして資本主義もずいぶんと非情なもので、頼りになるのは家族の絆と思い出ぐらい、ということだろうか。
それもさびしいなぁ。
なんだかより良い未来がもっとありえたような気がするけれど、それはこれから模索すべきことなのだろうか。