原始仏典

原始仏典〈第1巻〉長部経典1

原始仏典〈第1巻〉長部経典1


初期仏典のうち、長部経典と中部経典がこの春秋社版の原始仏典全七巻には収録されています。
(ただし、相応部・小部・増支部などは含まれていないため、これほどの量でも全初期仏典のうちの36%だそうです。)

なかなか全七巻読み終えるのには骨が折れましたが、読んで本当に良かったと読み終えてから思いました。
釈尊の直説に触れる思いがしました。
本当に、人類の宝、珠玉の古典だと思います。

人生のさまざまな問題について、具体的で、シンプルで、合理的で、明晰な叡智が湛えられており、読めば生涯の宝になること間違いなしと思います。

もちろん、繰り返し読んで、人生の折々に立ち返るべき本なのだと思います。

平明な日本語にこのパーリ仏典を翻訳してくださった研究者の方々の労苦には、本当に感謝してもし足りないと思います。

人類最高の古典、ぜひ多くの、特にいま悩みや迷いを抱えている人には、まずはこの初期仏典・パーリ仏典を紐解いて欲しいように思います。