2012-07-16から1日間の記事一覧

「宝経 新訳」

「宝経」(Ratana sutta)を自分でパーリ語原文から翻訳してみた。 本当、すばらしいお経と思う。 「宝経 新訳」 この地と空中に集まっている存在、全ての存在は、善い心でありなさい。 注意して、今話されることを聞きなさい。 あらゆる存在は耳を傾け、この…

まずはきちんと耳を傾けよう

■首相、異例の呼びかけ「いじめられたら…」 (読売新聞 - 07月16日 20:06) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120716-OYT1T00608.htm 野田さんの言葉は、どれももっともだと思う。結局、聞く耳を持つかどうかだし、国のリーダーが言うことばを、各自…

「デンマルク国の話」が教える三つのこと

内村鑑三は、「デンマルク国の話」の中で、ドイツやオーストリアに戦争で負けて国土を大幅に失い、貧しい小さな国土しか残らなかったデンマークが、ダルガスという人物の努力により、植林を行って豊かな土地となり、今は一人当たりはイギリスやアメリカより…

後世に残す最大の贈り物をつくるための四つのポイント

内村鑑三は、人間が後世に残していける最も大きなものは何かということについて、以下のように述べている。 「それならば最大遺物とはなんであるか。 私が考えてみますに人間が後世に遺すことのできる、そうしてこれは誰にも遺すことのできるところの遺物で…

内村鑑三 「後世への最大遺物・デンマルク国の話」

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)作者: 内村鑑三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/09/17メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 47回この商品を含むブログ (61件) を見る後世への最大遺物・デンマルク国の話 (ワイド版岩波文庫)作者: 内村鑑…

民主党の「政府・民主三役会議」について

消費税についての取り決めにおいて、いわゆる「前原一任」が民主主義を無視している、という意見が小沢派から随分言われた。 最近も、そんなことを言っていた人がいた。 しかし、そもそも、「政府・民主三役会議」において政調会長に一任できるということは…

「勇ましく高尚な生涯」かどうへの配慮をこそ

「勇ましく高尚な生涯」こそ、私たちが後世に遺せる最も偉大なもの。ということを、内村鑑三に影響されて、考えると、どのような人々が思い浮かぶだろう、ふと考えてみた。最近、読んでいて感銘を受けた本というのは、要するにどれも、「勇ましく高尚な生涯…