■首相、異例の呼びかけ「いじめられたら…」
(読売新聞 - 07月16日 20:06)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120716-OYT1T00608.htm
野田さんの言葉は、どれももっともだと思う。
結局、聞く耳を持つかどうかだし、国のリーダーが言うことばを、各自がどれだけきちんと受けとめるかどうかなのだろう。
ふと、去年の四月、震災のわりと直後に、菅さんが中高生と、小学生とに、それぞれ語りかけたメッセージを思い出した。
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201104/06message_chukousei.html
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201104/06message_syougakusei.html
とても良いことを言っていたと思うし、こうした心が本当に実践されていれば、おそらく今回のような荒涼とした心を感じさせられる事件もだいぶ違っていたのではないかと思うが、いかんせん、このメッセージをきちんと耳を傾けるどころか、そもそも知りもしない小中高生や学校の先生や国民がほとんどではないかと思う。
このニュースからのブログやつぶやきも、大半が悪口雑言ばかりのようだけれど、まずはきちんとリーダーが言っていることに耳を傾けて、礼節をきちんと守る日本であるべきではないか。
かつて、明治維新において、五カ条の御誓文は、
「上下心を一にしてさかんに経綸を行うべし。」
という理念を説いた。
いまや、上下心を一どころか、ばらばらになりがちで、またも短命政権化の道を突き進んでいるように思われる。
311からの復興はまだ半ばであり、悪口雑言や無責任な罵倒ではなく、礼節や「傾聴」こそが、最も大事なことではないだろうか。
と、こんなことを言うと、またもいろいろと悪口雑言が降りかかってくるんだろうけれど。