映画 「幸せのちから」 (The Pursuit of Happyness)



良い映画だった。

いろんな困難や試練が降りかかってくる中で、主人公が必死に積極果敢に生きていく様子は、本当に感嘆させられ、さわやかな感動を覚える。

『誰にも「お前には何もできない」なんて言わせるな。いいかい?それがたとえ私であってもだ。
夢があるなら、自分でその夢を守れ。何もできない人々が、お前に言うだろう、「そんなことは無理だ」と。
欲しいなら、取りに行け!最後まで。』

と、息子に主人公が言って聞かせるシーンは、じーんと来た。

この映画、実話だそうである。
主人公のモデルとなったクリス・ガードナーのHPもある。
http://www.chrisgardnermedia.com/


どんなにどん底でも、やっぱり人間、あきらめず、くさらず、へこたれず、必死で積極果敢に生きることが大事だと、この映画に教えられる。

ちなみに、この映画、邦題は「幸せのちから」だが、原題は”The Pursuit of Happyness”(『幸福の追求』)である。
ジェファーソンの幸福追求権の話がちょっと出てきたりするので、原題の方がよくわかるし、適切かもしれない。

ちなみに、わが日本国憲法の第十三条も、アメリカの憲法と同じく、幸福追求の権利が定められている。
しかし、幸福追求権というのは、受け身ではだめで、各人が必死に積極果敢に自ら幸福を追求する時に、はじめて生きて、輝きだすものなのだろう。

多くの人に見てもらいたい名作と思う。

主人公の人が書いている本も、いつかゆっくり読んでみたい。