毎日新聞のこの記事の見出しの付け方に疑問 実際は逆の内容だろうに

毎日新聞【G8サミット:菅首相演説、「原発継続」表明へ】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110521ddm002030142000c.html



この記事の見出しの付け方に疑問。

この記事の見出しの付け方、かなり疑問である。


というのは、客観的な情報は、

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4本柱は(1)原子力の安全性向上(2)再生可能エネルギーの推進(3)石油、石炭など化石燃料二酸化炭素(CO2)排出量削減(4)省エネ・節電。特に再生可能エネルギーを基幹エネルギーに加える方針を強調する。
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この四本柱をG8サミットで表明するということだ。

それについての、毎日新聞の解釈コメントが、

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原発の安全性を向上させたうえで継続利用する方針を示し、日本が「脱原発」に転じたとの見方を払拭(ふっしょく)する。
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ということで、それが見出しにもなっている。

再生可能エネルギーの推進と省エネを新しく柱とするわけだから、原発の比率を下げる方針であることは明白である。
長期的には脱原発と言える。

菅総理が言っているのは、せいぜい、即時全面停止への懸念を払拭すると言える程度のことだ。
決して原発の従来通りの維持推進などということは言っていない。
むしろ逆である。

即時全面停止ではないならば、安全性を大事にして当面いまある原発を慎重に継続利用するのは当然のことだ。
即時全面停止をした場合、経済や生活への打撃ははかりしれないので、まずは新エネルギー政策を強力に推進して原発依存率を下げるしかない。
それを菅総理は進めようとしている。

この記事の見出しに踊らされて、脱原発派でありながら菅総理を叩く人々は、ちょっとマスコミの記事に踊らされるのを少しやめた方がいいのではないか。