■民主、退潮傾向顕著…政局混迷の可能性
(読売新聞 - 04月25日 01:55)
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110425-OYT1T00095.htm
この記事の見出しも含めて、いろんな新聞がそう書きたてているけれど、本当に民主は「退潮」と言えるのだろうか。
たしかに、自民と民主が争った市区長選では自民が六勝、民主が三勝だ。
しかし、全国の市議選では、
前回 今回
民主党 374 379人
自民党 598 499人
公明党 974 903人
共産党 772 614人
社民党 143 80人
みんなの党 0 85人
たちあがれ日本 5 5人
諸派 82 99人
無所属 5080 4321人
である。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110425/elc11042501200014-n1.htm
http://www014.upp.so-net.ne.jp/tor-ks/jap/jap45.htm
これを見れば、べつに民主党が退潮したようには見えない。
むしろ、自民や公明が微減、民主は微増、共産や社民がかなり退潮し、みんなの党が増えた、と言える。
きちんとしたデータを示さず、なんでも「退潮」「政局混迷」という印象を付けたり印象を操作しようとしているとすれば、それはちょっとマスコミのありかたとしてどうなのだろうとやや疑問になる。
また、こうしたマスコミの論調を利用して、小沢派がむやみに菅首相の退陣論をぶちあげるのは、はたしていかがなものだろうか。