いま、国会同意人事に関し、民主党叩きが随分行われているようだ。
しかし、そもそも、国会同意人事でいまもめてるのは、いま存在しているルールを破った読売新聞のこの報道のためだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130207-OYT1T00214.htm
国会同意人事を政争の具にすべきではないのはそのとおりだが、いまあるルールを恣意的に破った読売への批判がほとんどないのはどうなってるのだろう?
民主党の細野さんはブログこう書いている。
「国会同意人事」
http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/e/0f0ed95605675882366172476eb79ec6
「ただ、現状においては、今のルールが生きているのは事実。(略)我々も、調査が行われれば、提案を受ける準備があります。」
つまり、もともと民主党はこう言っている。
今あるルールの尊重の問題である。
今あるルールを破った読売新聞を批判せず、もともとルールの変更を協議しようと提案しており、協議や調査が行われれば人事の同意もすると明確に言っている民主党を叩きまくるこの歪んだ世論は何だろう?
民主党であれば何でも叩きのめし、自民党であれば何でも崇拝し土下座するという風潮は、いかがなものかと思う。
どうもこの世間に満ちるそうした風潮を見ていると、幕末の会津をいじめぬいた薩長とそれおもねる腐った性根の連中を見るようで、虫唾が走って仕方がない。
「強きを挫き弱きを助く」というのが、昔の武士のモットーだったが、本当に今の日本人の大半は武士道も失いはて、性根が腐っていると思えてきた。
今の世に、一人でも多くの新撰組のような人間が現れねば、この国はどうにもならんのではないか。