今日の民主党の臨時党大会での三者の演説は、なかなか良かったと思う。
岡田さんの、
「安倍さんの成長戦略は迷走している。
なんでカジノが成長戦略なんですか。
どうして法人税の減税が必要なんですか。」
という問いも共感したし、
長妻さんが、ニクソンの、
「敗北は、あきらめなければ、決定的なものではない」
という言葉を引用していたのも、よかった。
ただ、細野さんは、さすがJFKを尊敬しているというだけあって、なかなか華麗なレトリックを駆使していたと思う。
「この国の民主主義はいま危機にあります。
我々は、いまこの民主党を立て直すことによって、この国の民主主義を守る、最後の砦にならなければならない。
これが民主党の大きな役割であります。」
「人生には良い時もあれば、悪い時もある。
災害で厳しい立場に置かれた時、
親が失業した時、
そういう時に、
お互いに支え合うことができる社会を、
我々の力でつくっていきたい。
私はそう思うんです。」
「国防軍なんてつくったって、
この国は強くならない。
強い社会を私はつくっていきたい。
そう考えています。」
「私は今回、岡田さんと長妻さんという素晴らしい二人とともに、
全国を回って確信しました。
私たちは同じ理念を共有している。
これから共に政権を目指して歩むことができる。
今こそ、皆さん、我々民主党が一つになる時であります。」
「夢というのを現実の目標として掲げて、
前に進んだ時に、
現実は近づいてくると考えています。」
「夢を、しっかりとした現実の目標として掲げて、
そして、仲間と歩んだ時に、はじめてそれは現実となります。
我々が掲げるべき目標は、次の総選挙での政権奪還です。
皆さんの力が必要です。」
これらの言葉には、かなり心を射抜かれた。
今回は岡田さんが勝つのが妥当だったと思うけれど、細野さんはぜひ次を目指して、がんばっていって欲しい。
良い代表選だったと思う。