ウィキリークス、シンガポール外交官「日本は太った敗者、インドは愚かな友人」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101214-00000014-scn-int
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ウィキリークスによると、2009年の米外交公電で、トミー・コー無任所大使は米外交官との会談において、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係の発展と関連し、日本を「太った敗者(the big fat loser)」と酷評したと報じている。
ASEAN域内での日本の役割が相対的に低下した理由については、「日本の愚かさと邪悪なリーダーシップ、ビジョンの不在のため」と指摘したという。
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なかなか笑える、かつ耳に痛い話である。
だが、怒るよりは、直言諫言と受けとめて、日本の様を省みるよすがにした方がいいかもしれない。
非常に残念ながら、実際、事実のとおりではあろう。
ただ、このニュースの記事の日本の役割低下の理由の文章の箇所の訳文は、
こちらのニュースソースによると、
http://seetell.jp/2010/12/japan-the-big-fat-loser/
原文は、”bad leadership”なので、「邪悪なリーダーシップ」というよりは「質の悪い指導層」とでもいったところだろう。
「国民の愚かさと、質の悪い指導層と、ビジョンの欠如」
これは確かに、この二十年に及ぶ日本の政治的麻痺と迷走の最大の理由であろう。
日本がこの政治的麻痺と迷走からの脱却を目指したいのであれば、コー氏の諫言を忘れず、「賢い国民、質の良い指導層、明確なビジョン」の育成涵養に全力を注ぐしかあるまい。