現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第十二節 第十三節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第十二節 第十三節 「五つの縁の功徳について」 第十二節この章では、経典に依拠して、五つの念仏によって得られる縁(五種増上縁)の意味を明らかにします。 一、 無量寿経によります。…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第十節 第十一節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第十節 第十節 昼と夜に、あるいは一日三回、もしくは六回、さまざまな仏、あらゆる聖なる方々、天の神々や地獄の閻魔大王たち、あらゆる業の報いとして生まれ変わっていく世界の中のそ…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第九節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第九節 「念仏の道場に入るための方法」 第九節 念仏に集中するための道場に入りたい時は、もっぱら仏教の教える方法に依拠しなさい。 まず、道場を整理準備し、阿弥陀如来の御像を安置…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第八節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第八節 釈尊は、跋陀和菩薩におっしゃいました。 「この観想の方法を保ち実行すれば、高度な集中状態の瞑想を実現でき、今この時、さまざまな如来たちがことごとく、目の前に現れ立たれ…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第七節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第七節 次に、『般舟三昧経』の「行品」には、以下のような意味のことが述べられています。 「釈尊は、跋陀和菩薩におっしゃられました。 「速やかにこの観想を成功させたいならば、常に…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第五節、第六節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第五節、第六節 「念仏に集中するための方法」 第五節 また、念仏者は浄土に往生したいと思うならば、ぜひとも戒を守り、念仏し、阿弥陀経を読誦すべきです。 一日ごとに阿弥陀経を十五…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四節 また次に、蓮の花の台(うてな)の存在を想い描きなさい。 次に、蓮の花の台(うてな)の相(すがた)を想い描きなさい。 次に、蓮の花びらを想い描きなさい。 花びらと花びらと…

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第三節

現代語私訳 善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第三節 また、念仏者は、もし坐って観想しようとするならば、まずは必ず結跏趺坐すべきです。 左の足を右の腿(もも)の上に、右の足を左の腿(もも)の上に置いて安定したバランスをと…