2012-04-20から1日間の記事一覧

真朗上人法語

真朗上人法語 そもそも得生浄土の要道は、ただ安心の如何にぞありける。 それ安心とは即ち三心なり。 三心とは即ち一心なり。一心とは即ち、俯してこの身の拙なきを顧りみ、仰いでかの願の深きを頼み、口に南無阿弥陀仏と称ふるが即ち本願摂取の正定の業なり…

真荷上人法語

真荷上人法語 つらつら阿弥陀仏の大悲弘誓の深き事を思いめぐらすに、胸もだへて涙とどまらず。 誠なるかな、六八の大願(※阿弥陀如来の本願・四十八願のこと)は。 末世愚悪の衆生を救わんためにして、昔、無量阿僧祇劫の難行苦行も、その功ひとり名号にあ…

真盛上人 念仏三昧法語

真盛上人 「念仏三昧法語」 念仏三昧に入りぬれば、極楽もただちに現じて、 三世の諸仏も日夜にあい奉り、諸もろの神達も常に称名の床に来たりたまいぬ。わが日吉明神は同伴となりたまいて、思いと思い、心のままなり。 かかるめでたき念仏を、うき世の余所…

千観上人 極楽国弥陀和讃

千観上人の「極楽国弥陀和讃」をタイピングしてみた。 これもいままでネット上にテキストがなかった模様。千観上人は十世紀の比叡山出身の念仏者。 尊い人物だったらしい。 千観上人 「極楽国弥陀和讃」 娑婆の界(さかい)の西の方 十万億の国すぎて 浄土は…

真盛上人 奏進法語

真盛上人 「奏進法語」 御往生の安心は定めて御心に研(みが)かせ給ひ候わんなれども、承り候に付いて一端申 し参らせ候。 常には念仏を申し候うて、この念仏の力によりて往生せんずるぞと心得る、それも背かぬ事にて候えども、それは念仏と往生とが別のも…

今井清吉 『運命と三世因果』を読んで

昨夜、近代デジタルライブラリーでたまたま見つけて、今井清吉『運命と三世因果』という本を読んだ。 明治の本だけれど、明晰に簡潔にとてもよく業や因果について書かれていて良い本だった。 ただで読めるし、多くの人に読んで欲しい良い本と思う。 http://i…