今日は、泥憲和さんの命日。
もう三年になる。
またいつかあの世で会った時に、少しはきちんと報告できる材料をそろえるために、生きている間は泥さんのようにしっかり生きていこうと思う。
泥さんは日本国憲法をとても愛していた。
苦労人だったので、憲法のありがたみや理念の良さが、人一倍わかったのだろうと思う。
泥さんの本をぱらっとめくったら、以下の言葉が出てきた。
あらためて、そのとおりと思う。
この何が間違っていようか。むしろ憲法をしっかりと擁護し、その指し示すところの高みを目指して努力しようじゃありませんか。憲法は素晴らしい。だからこそ、このすばらしい憲法を擁する日本の独立は大切であり、自衛隊の抑止力が必要とされているのです。」
そこらの政治家や知識人より、本当の意味で、憲法の理念をよく理解し、生きた言葉で語ることができる人だったし、人格も人柄も練れてすぐれた人だったと思う。
それに、他の人は護憲やアンチヘイトで知っていたり惜しむ人が多いと思うのだけれど、私はもちろんそれらもそうだけど、浄土真宗の篤信の御門徒さんで、親鸞聖人や念仏についてとても詳しく、生き生きとそうした言葉を語ってくれた、そういう泥さんが、とてもなつかしい。