改憲の国民投票のメリットとデメリットについて

与党が三分の二の議席をとると報道機関が予想していた。
仮にそうなった場合、憲法改正国民投票が行われるのだろうけれど、正直、デメリットはたくさん思い浮かぶが、メリットが思いつかない。


憲法改正国民投票をやる場合、


・約850億円かかる。
・膨大な時間とエネルギーがかかる。
・経済や社会保障はその間後回し。
・どっちが勝っても負けた側は納得がいかず再投票署名を行うと思われる。
・イギリス並の混乱


は間違いなく生じると思われる。


一方、メリットって何があるんだろうか・・・。


自衛隊は政府解釈では現憲法下で合憲合法ということになっている。


また、現憲法に明文上は書かれておらず、時代の変化とともに必要になった、いわゆる「新しい人権」については、現憲法十三条の包括的基本権で対応可能であり、包括的基本権を積極的に活用して新しい人権を認めていく判例を積み重ねれば良いだけの話である。


正直、メリットがさっぱり思い浮かばない。
デメリットばかり思い浮かぶ。


にもかかわらず、そんなに憲法改正のための国民投票をみんな行いたいのだろうか。


日本には、改憲ごっこの火遊びを国民投票で行っている暇も余裕もないと思うのだけれど。