12月22日は、山本孝史さんの命日だった。
以前、菅さんが、山本孝史さんと石井紘基さんの二人を、民主党の原点だと言っていたのをふと思い出す。
以下は、菅さんが2010年の民主党の臨時党大会で語っていたことである。
民主党には、今後ともこの精神を大切にして欲しいと思う。
「事業仕分けで注目されるかなり前から、
特殊法人や特別会計を徹底的に調査し、
恐れることなくその闇と闘い、
道半ばにして暴漢に襲われ命を落とした石井紘基さん。
そしてもう一人、
みずから「がん」と闘いながら、
がん対策基本法と自殺対策基本法の必要性について徹底的に議論し、
自身の命を削りながら
他人の命を守る法律の制定に全力を尽くされた山本孝史さん。
この二人に共通することは、
誰にも指図されず、
誰にも依存せず、
自立し、
その志で世の中の
不条理と闘い続けたことです。
私は、これこそが民主党の原点だと思います。
そして彼ら以外にも、政権交代を目にすることなくこの世を去っていった仲間のことを思うと、
この民主党の原点とも言うべき
「世の不条理に立ち向かう精神」
を忘れてはならないと思います。」