仏教における「苦」と「涅槃」とは メモ

最近、youtubeでアチャン・ジャヤサロの法話を聞いてて、なるほどと思ったことがあった。

アチャン・ジャヤサロが言うには、

パーリ語のドゥッカは、一般的には苦と訳されるけれども、もっと意味が広い。

ドゥッカとは、ニルヴァーナではないこと。

ニルヴァーナとは、ドゥッカではないこと。

そして、ニルヴァーナとは、「本当の幸福」(true happiness)。

つまり、ドゥッカとは本当の幸福につながらないこと、

ニルヴァーナとは、本当の幸福につならないことがないこと、

とのこと。

本当の幸福につながらないこととは、貪欲や怒りや無知だと。

なるほどなぁ。

「苦」や「涅槃」と訳すと何のことだかいまいちピンとこないが、この説明の方がよほど明晰と思う。