絵本 「ピンク色の雲」

ピンク色の雲―おばあちゃんのヒロシマ

ピンク色の雲―おばあちゃんのヒロシマ


広島の原爆が落ちた時、呉からはピンク色の大きな雲が見えた。
その体験をもとに描かれた絵本。
主人公は、呉にいたので直接その場で被害を受けたわけではないが、しばらくした後、広島市内で放射能に汚染された水を咽が渇いたために飲んだため、何十年もしてから髪が抜けるようになったという。
また、その家族の多くが、原爆や戦争で亡くなった。
あらためて、原爆の残した深い心の傷と、核のない平和な世の中への願いを考えさせられる絵本だった。