絵本 「ちいさいおうち」

ちいさいおうち

ちいさいおうち

良い絵本だった。

ある田舎に建てられてた、美しい小さな家。
周囲は美しい自然で、いくたびも太陽が昇り、月が昇るのを見た。

が、やがて、周囲は開発されて、徐々に大都会になってしまう。

ビルに囲まれ、車や鉄道の騒音に包まれる。

最初の持ち主の子孫がこの家をたまたま見つけだし、田舎に移転させてくれる。

家は、田舎の自然の方が良い、もう都会には帰りたくない、と思う。

人間の幸せや、文明の進歩とは何なのか。
やたらと都会に憧れる人も、特に若者には多い。
一概には言えないが、私はこの小さな家の心境はよくわかる気がする。