星野道夫 「めぐる季節の物語」

アラスカの詩(うた) めぐる季節の物語

アラスカの詩(うた) めぐる季節の物語


大自然の悠久のリズムとサイクルに、この本を読んでいたら思いを馳せられる。


アラスカの大自然はなんと美しいのだろう。
オーロラも、いつか見てみたいと思った。

また、エスキモーポテトと呼ばれる小さな植物の球根を、エスキモーの人々はそれを集めているネズミの巣を見つけて、そこからもらうらしい。
ただし、必ずすべてをとらず、集めてある半分ぐらいをもらい、そしてもらった代わりに、魚の干物を必ず入れるらしい。
大自然と共生しているエスキモーの智慧や優しさがうかがわれるエピソード。


エスキモーには、雪をあらわすいろんな言葉があるそうである。
英語だとsnowだけだけれど。


本当に自然とともに生きるというのは、どういうことなんだろう。
そして、それこそが、本当に生きるということの鍵なのではないか。
読んでいて、しみじみそう思わされた。