絵本 「木仏」

木仏(きぼとけ) (リブロの絵本)

木仏(きぼとけ) (リブロの絵本)


荷車を引いて多くの荷物を運んでいた親子。
荷物が落ちてきて、本当ならばもっと大けがをするはずだったところを、お地蔵さんが身代わりになってくれたおかげで、子どもは一命をとりとめる。

お父さんは、首が欠けてしまったお地蔵さんへのお礼のために、木の仏像を彫る。

やがて元気になった子どもも、自分の分と、それから母親の分と、木の仏像を彫って、三体をお地蔵様があった場所に置く。

昔から、何か助けてもらった時には、このようにして、石の仏や木の仏を、道の辻に人々は祀ってきたそうである。

こういう心が大切かもなぁと思わされた。