絵本 「栄光への大飛行」

栄光への大飛行

栄光への大飛行


1901年のフランス。
ルイ・ブレリオは家族を載せて自動車を走行中、たまたま飛行船を見る。

そして、自分も空を飛びたいと思い、飛行機をつくることに取り組む。

ブレリオ1号は猫が乗れるぐらいの大きさ。
ブレリオ2〜6号は飛ぶことができず失敗。
ついにブレリオ7号で初飛行。

そして、ブレリオ11号でドーバー海峡を超えて無事にイギリスに到着し、多くの人々の称賛を受けた。

ルイ・ブレリオは実在の人物で、この絵本ではイギリスへのフライトで終わるけれど、その後は飛行機の会社をつくり成功したそうである。

めげずに試行錯誤を続けて挑戦し続けるブレリオと、そのちょっと変わり者の夫や父親をあたたかく見守る妻や娘たちのブレリオ・ファミリーの様子が面白かった。
つい百年ほど前は、これほど飛ぶことは大変で、その試行錯誤のおかげで、今の航空業界もあるのだろう。

面白い絵本だった。