民主党の業績としては、最近の年金一元化や竹島問題でのICJ提訴提起もあるし、雇用保険の適用拡大や求職者支援制度の創設や寄付税制の工夫など、いろいろ実際にはある。
生活党の支持者は、いつもやたらとツイッターで全否定と悪口雑言ばかり言っているが、考えが偏り過ぎだろう。
2009年の政権交代は大雑把に言えば、小泉改革のような社会保障圧縮路線から、社会保障の充実を多くの国民が求めた結果だったと思う。
そして、高校の授業料無償化や母子加算復活、年金一元化や求職者支援・雇用保険拡大など、民主党はそれなりにはその方向でいろいろとやってきた。
生活党が口を開けば民主党をマニフェストから逸脱したと言うが、実際は昨年八月の時点でマニフェスト180項目中半分以上を実施している。
嘘も百回繰り返せば真実になるとヒトラーは言ったが、生活党のネガキャンを真に受けている人も多い。
生活党をはじめとした人々が、やたらとダメダメと何もかもけちをつけて全否定し、無理やり解散総選挙に持っていったとして、結果として成立するのは、社会保障圧縮路線の新自由主義的な維新の会やみんなの党や自民党による政権だろう。
生活党支持者は自滅をしたいのだろうか。
①新自由主義、②現実的な社会民主主義、③理想主義。
この三つで対立軸をつくるのが、成熟した政党政治だろう。
①は自民・みんな・維新、②は民主党、③は共産党が大体相当する。
生活党はこのどれでもない。
単なる夾雑物か錯誤のようなものだと思う。
②でもなく③でもない。
政治を攪乱するだけだ。
二大政党制というのはあまりに対立しては逆に成り立たない。
米の共和・民主、英の保守・労働も、政権交代によるダイナミズムはある一方で、そこまで大きな違いはない面も多い。
生活党の人々は、そもそもそこらへんを全く理解していないのではないか。
革命がやりたいなら共産党支持になればいいのに。