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思っていたよりもずっと良い映画だった。
主人公は、第一次大戦の時のドイツ空軍のエースで、八十機を撃墜し、赤い戦闘機に乗っていたため「レッド・バロン」と呼ばれたリヒトホーフェン。
リヒトホーフェンには興味があって、その手記を読んだことがあったのだけれど、この映画はよく史実を調べてつくってあり、リヒトホーフェンの輝きも悲哀もよく描いてあったと思う。
多くの人に見て欲しい映画。
リヒトホーフェンほど敵・味方の双方から愛され惜しまれた人はめったにいないと思うが、それはたぶん、リヒトホーフェンの「心の目が開いていた」からだったんだぁと、この映画を見ていてあらためて思った。
ヴィルヘルム二世やヒンデンブルクのように、その時代においては権勢や栄華を誇っていても、心の目が盲いて閉じられていた人よりも、本当に時代を超えて多くの人に語り継がれる人物というのは、ただ単に勇気があったり活躍したというだけでなく、心の目の開いていた人だったのだろう。
衣装や映像もとてもよくできていて、良い映画だった。