- 出版社/メーカー: Jin Tatsumura Office
- 発売日: 2008/06/06
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見ることができて、とても良かった。
第六番は、インドの伝統音楽の第一人者の人や、アメリカのピアニストの人、クジラの研究家の人などへのインタビュー。
クジラは単なる鳴き声ではなく、作曲して歌を歌っているとのこと。
高い音色や、低い波動や、いろんな変化のあるクジラの歌は、本当にふしぎで、魂がゆさぶられるような気がした。
インドの音楽も、深いなあと感じた。
その演奏家の人と、その娘さんの表情が、とても良かった。
映画の合間に、熊野の那智の滝や神倉山の巨石が映り、むかし一度行ったことがあったのでなつかしかった。
熊野は、たしかにガイアシンフォニーを感じる場所だと思う。
今回の映画の中で、印象的だったのは、アメリカのピアニストの、ケリー・ヨストという人の演奏。
とてもやさしい音色だった。
この映画のテーマは、「虚空の音」ということだったらしい。
ふだんは聞こえないけれど、そうした深い深い、宇宙開闢以来の音楽が、この宇宙にはあるのかもしれない。
そんなものを、稀にキャッチできる人がいるかもしれないし、クジラはキャッチしているのかもしれない。
「虚空の音」をたしかに聞き、あらわしている、この映画に出ていた人は、誰もとても生き生きしていて、表情が和やかでいいなあと思った。
私も、できれば、「虚空の音」に耳を澄まして生きていきたいなあと思った。