- 作者: 天台宗大阿闍梨酒井雄哉
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 新書
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とても良い本だった。
著者は、千日回峰行を二回実践した比叡山の行者。
とても平明なわかりやすい言葉で、人生のいろんなことが綴られている。
人生には人それぞれの流れがある。
無理をせず、背伸びをせず、自分の地金を大事にして、ありのままの本当の自分を生きる。
人は見えている世界だけではない、自分の地金を大切に。
人からすごいと思われなくたっていい、自分が腑に落ちることをする。
一日が一生と思って生きる。
自分の身の丈にあったことを、与えられた人生を、くるくると繰り返す。
目の前のことを一生懸命行う。
今日を大切に生きないならば、明日はない。
などなどのメッセージを読んでいると、とても気がラクになった。
自分は何のために生まれてきたのか、何をすべきか。
そのことを考え続けること。
自分はこうやって行くと自ら目的を持って決心して、自分の人生を大きな目で見て、自分の道を歩いていく。
そういったメッセージにも、あらためてはっとさせられた。
「あせらず、あわてず、あきらめず、無理をしない。」
仏様は何もかもお見通し。
とても大事なことを思い出させてくれる、教えてくれる、すばらしい本だと思う。
また、時折、繰り返し読んでみたい。