- 作者: 竹中平蔵
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2009/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とてもわかりやすい、読みやすくて面白い本でした。
中高生向けに書かれた本ですが、大人が読んでも十分面白いと思います。
二、三時間あれば読める本なので、さらっと一度読んでみるといい本ではないかと思います。
経済に唯一絶対的な正解はない、という立場から、さまざまな問題への問いを持つことと、そのための解決案のひとつを自分として徹底的に考えることを勧めてあるのは、共感させられました。
竹中平蔵さんの政策や考えの全てに私も必ずしも賛成するわけではありませんが、考えの異なる人も耳を傾けて損はない内容のことが多々盛り込まれている本でした。
失われた十年の原因は何だったのか、郵政民営化とは何なのか。
それらの問いや解決策は、いまだにこれからも課題であることを考えれば、誰しもがあまり硬直した考えを持たず、絶対的な解答案はないという認識に立った上で、お互いに智慧を出し合い議論することが、いろんな考えの持ち主の間でも大事なのかもしれません。
そんなことをあらためて考えさせられる良い一冊でした。