- 作者: 夏堀正元
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1985/08
- メディア: 文庫
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雲井龍雄について、丹念に描いたすばらしい小説です。
最後まで読むと、思わず目頭が熱くなります。
この本を読まずして、幕末も維新も本当の意味では語れないと思います。
今の世の世直しにも、雲井龍雄の精神や事跡に立ち還ることが、あるいは大切かもしれないとこの本を読んでて思わされました。
雲井龍雄のファン、
あるいは、雲井龍雄についてよく知らなくても、幕末や明治維新に興味ある方、必読の名著と思います!
藤沢周平の「雲奔る」ではさらっとすまされている明治維新後の雲井龍雄について、わりと詳しく描かれているところもとても勉強になります!