明治維新のかけごえのなかで忘れられたことは?

■「明治の日」制定の動き 維新150年で記念事業
(朝日新聞デジタル - 10月08日 10:41)
http://www.asahi.com/articles/ASJB75CMJJB7UTFK00W.html


明治の日制定の是非は別にして、明治維新はいろんな意味で、再検討を要する出来事なのではないかと思う。

たとえば、雲井龍雄や、花山院隊、という名詞を聞いた時に、知っている人はどれぐらいいるだろうか。

会津赤報隊については、若干認知度が増えたとは思うが、まだまだ歴史の中で十分な光をあてられていない人々や、忘れかけられている人々は大勢いると思う。

薩長中心史観の中で、見えなくなっているもの、置き去りにされたもの。

それらをひっくるめて、もう一度思い出し、光をあて、考え直そうというのであれば、明治維新や明治についてあれこれ提起されるのも悪くはないと思うけれど、「明治の日」とか言っている人々にはそういう意識はさらさらなくて、相も変わらず薩長中心史観とうんざりするような近代成功物語が顕彰されるだけの話なんだろうなぁ。

明治維新の掛け声の中で、私たちが忘れてしまったことは、実はけっこう多いのではないだろうか。