映画 「はやぶさ」

2003年に打ち上げられ、2010年に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」をめぐるストーリー。
世界初の太陽系外の天体の物質を地球に持ち帰るという快挙を成し遂げた「はやぶさ」は、しかしながら、そこに至るまでは、周知のとおりとても大変だった。
終りが見えない中、あきらめずに努力し続けることの難しさと偉大さをあらためて見ながら思った。
そういう努力ができるのは、やっぱり芯に自分自身が面白いとか楽しいと心から思える人間がいる、ということが大切なのだろう。
また、糸川英夫のメッセージだという、失敗は失敗ではなく成果である、というメッセージも、なるほどと思った。
そういえば、私も、家族と一緒に、たしか「のぞみ」だったか、「はやぶさ」だったか、どっちかの名前のプレートの募集の時に応募した記憶がある。
はやぶさ」だったらイトカワに無事にそのプレートが到着しているし、「のぞみ」だったら今でも宇宙空間を浮遊していることになるが、どっちだったのかどうも思い出せない。
どちらにしろ、(ひょっとしたら両方だったろうか)、宇宙というのはロマンをそそられるものである。
しかし、その背後には、本当に地道な忍耐と努力があるんだなぁとあらためて思った。
良い映画だった。