民主党の代表選、岡田さんが新代表に

民主党の代表選の結果、新代表は岡田さんに決まった。
岡田さんは、菅さんが代表の時も、野田さんが代表の時も、海江田さんが代表の時も、ずっときちんと支え、陰徳を積んできた。
その陰徳が陽の目を見たのだと思う
今回の代表選は、なかなか盛り上がったし、その点ではとても良かったと思う。


岡田さんは、2030年代原発ゼロを掲げ、平和憲法の擁護を明言し、正規雇用を増やすことや格差是正の税制改革、農業者戸別所得補償の法制化、労働法制改悪反対、事業仕分けの復活を明確に政策として掲げていた。
ぜひこれらの実現に今後ともがんばって欲しい。
これらのせっかくの政策がきちんと伝わらず、岡田さんに対するつまらないネガキャンや誤解がともすれば野放しになっている。
代表選で勝ったとはいえ、大事なのはこれから。
丁寧に誤解を除去し、格差是正や温かみのある公正な社会を目指すというビジョンや政策を広く発信していって欲しい。
先日の集会で岡田さんもそれは認めていたけれど、広報は本当大事と思う。
自民党の冷たい世の中から温かみのある公正な社会への転換を目指す岡田民主党は、正確にその努力と政策が伝われば、多くの支持を得ることができると思う。


また、岡田さんについてポジティブな印象やイメージを広めていくことも大切と思う。
岡田さんが以前代表だった時、民主党は2004年参院選であの小泉自民党に獲得議席数で上回り選挙に勝った。
2009年の政権交代時の圧勝選挙の時は、岡田さんが幹事長だった。
そう考えると、岡田さんはかなり選挙に強いリーダーと言えると思う。
このことは、もう一度広く思い出させる必要があると思う。
過去の良い実績をポジティブに発信し、今掲げている政策も丁寧に発信して、来年2016年の参院選で、自民に勝って欲しい。
岡田さんはせっかく笑顔が素敵なので、もうちょっとテレビの前でも笑顔の機会を増やして欲しい。


あと、今回の代表選を見て、一回目の投票では細野さんが一位だったことも印象的だった。
細野さんはやっぱり人気があるなぁと感心した。
先日の集会で直接姿を見て話を聴いて、細野さんにはたしかに人を惹きつけるすごい魅力があると思った。
小選挙区での得票数も圧倒的だし、天与のカリスマ性があるのだと思う。
ただ、細野さんは、鈴木宗男さんや長島さんみたいな、ひとくせもふたくせもある海千山千の人からあそこまで惚れこまれているのはすごいと思うけれど、今回岡田さんの推薦人となっているたようなメンバーから支持されるようにならないと、まだ代表にはなれないと思っていたら、案の定そうだった。
これからの期間に、今回岡田さんの支持に回った人々からも幅広く信頼や支持を得られるようになっていって欲しい。


細野さんは、一言で言うと、「愛」が本当にある人だなぁと実物を見て思った。
愛なんて言うと陳腐な言葉に文字にするとなってしまうけれど、そうとしか表現できない。
とてつもなく人間を愛し、世界を愛し、日本を愛している人なんだと感じた。
ロスジェネ世代でありながら、なおかつ豊かに人間を愛し、世界を愛し、この国を愛することができるというのは、けっこう至難の業だと思うし、それがいかに難しいかは身にしみてわかるだけに、細野さんは一種の奇跡的な存在のような気がした。
この人はすごいと脱帽した。
大器と思うので、ぜひ岡田さんの次を目指して、今後とも地道にがんばって欲しいし、岡田さんもそのつもりで、細野さんや枝野さんを育てていって欲しい。


岡田さんでこれから三年間、オール民主党でしっかり民主党を立て直し、準備や力をたくわえ、三年後に細野さんにバトンタッチして、四年後の選挙で自民党を粉砕撃滅し、民主党の安定長期政権をつくることができたら、最高と思う。


あと、長妻さんも、今回、良い政策を発信して、ツイッターなどではとても反響があった。
長妻さんやその政策が、今後とも民主党において大いに起用されて欲しいものだと思う。


岡田さんは、代表選で「多様な声にしっかり耳を傾けて議論する代表になる。世界が苦しんでいる格差を日本が最初に乗り越えていくことを大きな旗に、一緒にこの国を立て直そう」 と言っていたけど、本当にこの呼びかけに応えて、民主党には一致団結していって欲しい。
私も数ならぬ身だけれど、応援の声はあげていきたいと思う。






追記 メモ


ニクソンの「敗北は、あきらめなければ、決定的なものではない」という言葉を長妻さんが引用していたけれど、いい言葉だと思う。



細野さんの発言メモ

「この国の民主主義はいま危機にあります。
我々は、いまこの民主党を立て直すことによって、この国の民主主義を守る、最後の砦にならなければならない。
これが民主党の大きな役割であります。」


「人生には良い時もあれば、悪い時もある。
災害で厳しい立場に置かれた時、
親が失業した時、
そういう時に、
お互いに支え合うことができる社会を、
我々の力でつくっていきたい。
私はそう思うんです。」


国防軍なんてつくったって、
この国は強くならない。
強い社会を私はつくっていきたい。
そう考えています。」



「私は今回、岡田さんと長妻さんという素晴らしい二人とともに、
全国を回って確信しました。
私たちは同じ理念を共有している。
これから共に政権を目指して歩むことができる。
今こそ、皆さん、我々民主党が一つになる時であります。」


細野さん:「夢というのを現実の目標として掲げて、
前に進んだ時に、
現実は近づいてくると考えています。」

「夢を、しっかりとした現実の目標として掲げて、
そして、仲間と歩んだ時に、はじめてそれは現実となります。
我々が掲げるべき目標は、次の総選挙での政権奪還です。
皆さんの力が必要です。」