民主党の敗因

■「トップの失敗連鎖」が敗因=民主が衆院選総括案
(時事通信社 - 02月08日 13:02)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013020800449



私が思うに、民主党の敗因は、主に以下の三つだと思う。


1、党内分裂。小沢・鳩山派が始終党内を攪乱し、政党としての力をそぎ、信頼を損ねた。


2、発信力不足。わかりやすく理念や政策や実績を伝えることや、デマやネガキャンに対抗する力が不足していた。


3、主要政策の決定の遅れ。2012マニフェストでは脱原発や現憲法の尊重などが明確に掲げられていたので、本来であればもっと自民党との対立軸になりえたはずだが、その決定が遅れ、いまいちリベラル支持層に浸透できなかった。


たしかに政権運営の未熟さは民主党自身が総括しているようにあったとは思うが、上記の三つも大きかったのではないか。


もっとも、民主党政権には良い側面もあった。
昨年度、自殺者数は十五年ぶりに三万人以下となった。
また、倒産件数も大幅に減り、二十一年ぶりの低水準となった。
経済成長率もプラス成長であり、有効求人倍率も増えている。
これらの実績をもっとアピールできれば良かったのかもしれない。


1については、一応、鳩山さんは辞めたし、小沢さんも他の政党になったので、問題は解決されたのかもしれない。
さらに党内の結束を固めて、二度と見苦しい党内闘争をしないようにして欲しい。


2については、これこそが最もネックだと自覚して、民主党には大幅な刷新を努力して欲しいものだ。


3については、主要な政策やビジョンは前々からよくよく準備して党内の議員たちもよく協議し共有して欲しいし、早め早めに現実的で実行可能な質の高い政策を用意していって欲しいものである。


民主中道やリベラルや社会保障重視を軸に、現在民主党をもう一度再生させようとがんばっている人も多いようだ。
地道に良い方向に再生して欲しいものだ。