絵本 「忠盛」


平家物語の中の、清盛の父の忠盛についての絵本。
新たに宮中に出入りすることが認められた忠盛は、新参者・成り上がり者として公家たちのねたみを買い、心ない嫌がらせやいじめに遭うが、じっと忍耐し、思慮深く振る舞う。
忠盛の忍耐強さこそが、平家ののちの繁栄の礎となったのだろう。
逆に言えば、忠盛のような忍耐強さや思慮深さを失ったために、平家は滅びて行ったのかもしれない。
忠盛のこの物語は、そういえば、小さい頃別の漫画で読んで、とても感心した記憶がある。
これぐらい忍耐強く思慮深く生きたいものである。