- 作者: 編集協力:新江ノ島水族館
- 出版社/メーカー: パイインターナショナル
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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深海は、地球のかなりの部分を占めるにもかかわらず、その5%ぐらいしか解明されておらず、宇宙よりも謎が多いと言われているそうである。
この写真には、最新の深海探査などの成果によって撮影された、深海のさまざまな不思議な生きものの写真が載っている。
深海は「ガラスの動物園」という呼び方もされているそうだが、深海の生きものは、透明な体をしているものが多い。
想像を絶する奇妙な形や生態を持っている。
しかも、地上の生きものと異なり、自ら光を放つ、発光体であることが多い。
闇夜に光る星のように、深海では生きものが瞬いている。
また、深海のサンゴは本当に「宝石の森」の名称にふさわしく美しい色をしている。
日頃、私たちが思ってもみない不思議な、そして美しい世界が深海にはあることを、この写真集のおかげで垣間見ることができた。
本当に、この世界は知らないことだらだけだと、あらためて教えられる、良い一冊。