絵本 「北京 中軸線上につくられたまち」

北京 中軸線上につくられたまち (単行本)

北京 中軸線上につくられたまち (単行本)


北京という街は、明や清の頃、中軸線と呼ばれる真ん中の軸線を基準に都市設計されたそうである。

紫禁城はちょうどその中軸線上にあり、主要な建物も中軸線に沿ってつくられている。

この絵本は、明や清の頃の景色を中軸線にそって絵で再現してあり、興味深かった。

私の祖父母は、敗戦まで七年間、仕事の関係で北京に住んでいたらしい。
当時は十万人も日本人が北京に住んでいたそうだ。
祖母はよく、北京の秋の美しさは世界一と言っていた。
その頃は美しい都だったのだろう。

今は、だいぶ明や清や戦前の頃の面影は薄れ、新しい都市開発が進んでしまったのかもしれないが、いつか行ってみたいと、この絵本を読んでて、あらためて思った。