絵本 「旅の絵本 1巻」

旅の絵本 (安野光雅の絵本)

旅の絵本 (安野光雅の絵本)



ひとこともセリフはなく、ただ上から見た景色がずっと続く絵本なのだけれど、とてもきれいで、そしてそこにいろんな発見があり、人の物語や生と死まで読み取れる。

いろんな他の絵本や童話の物語と思われるシーンもさまざまに見つけることができるし、そうではないかもしれないいろんな場面もあって、不思議と想像力をかきたてられる。

それに何より、不思議と癒される。

私たちが住んでいる日頃の町や生活も、このように上から眺めたら、本当はとても面白い、豊かな、美しいものなのかもしれない。

素敵な一冊である。