絵本 「3びきのかわいいオオカミ」

3びきのかわいいオオカミ

3びきのかわいいオオカミ


とても面白い、ユーモラスな良い絵本だった。

この最後の、花でつくった家と、それによってそれまでは獰猛だった大きな豚がおとなしくなる、というのは、とても美しい、豊かなビジョンと思う。
おそらく、この花で家をつくるというのは、慈悲の心で生きる、ということなのだと思う。
そうすれば、アスファルトで他と垣根をつくるのではなく、慈悲の心で接すれば、おのずとそれまでは困った人々も、だいぶおとなしくなる、ということかもしれない。

理屈抜きで楽しめる、面白い一冊だった。