- 作者: 佐々木毅
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 新書
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政治学の古典的名著三十冊についてとてもわかりやすく整理・解説してある。
この本を読めば、ここに紹介されている本の内容にとても興味を触発され、啓発されることは間違いない。
政治や経済、社会、人間の自由について考えるための、素晴らしい知恵の鉱脈がここにはある。
読んだことがある本は、あらためて読んでみたくなる。
まだ読んでない本は、ぜひ読んでみたくなる。
この本は、政治思想へのすばらしい扉であり、門となる一冊と思う。
この三十冊をきちんと読みこなすことができれば、相当に賢い人になれそうである。
人が本当に自由に、強く生きるためには、まずはこうした古典と向かい合い、きちんと読み考えることが、何よりも大事なのかもしれない。
紹介されている本は、以下のとおり。
プラトン『ゴルギアス』
マキャヴェッリ『君主論』
ヴェーバー『職業としての政治』
アリストテレス『政治学』
ホッブズ『リヴァイアサン』
ロック『政府論』
モンテスキュー『法の精神』
バーク『フランス革命についての考察』
プラトン『国家』
孔子『論語』
アウグスティヌス『神の国』
カルヴァン『キリスト教綱要』
ロック『寛容書簡』
トゥーキューディデーズ『戦史』
孫武『孫子』
カント『永遠平和のために』
クラウゼヴィッツ『戦争論』
アダム・スミス『国富論』
ヘーゲル『法の哲学』
マルクス、エンゲルス『共産党宣言』
ロールズ『正義論』
ルソー『社会契約論』
ハミルトン、マディソン『ザ・フェデラリスト』
トクヴィル『アメリカにおけるデモクラシー』
ミル『代議政体論』
福沢諭吉『文明論之概略』
孫文『三民主義』
ハイエク『隷従への道』
アレント『全体主義の起源』
丸山真男『現代政治の思想と行動』
これらの本について、とても含蓄のある評価やコメントがしてあるので、オススメの一冊である。