萩尾望都 「マージナル」

マージナル (1) (小学館文庫)

マージナル (1) (小学館文庫)

マージナル 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)

マージナル 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)


萩尾望都『マージナル』全三巻を読み終わった。

なんだか、壮大な神話を読んだような、どこか異世界にタイムトリップしてきたような気がする。

そういった感覚は萩尾作品ならではのものかもしれないけれど、この作品は特に何かしら不思議な神話っぽい気がする。

脳というより、子宮で考えているようなところが人類にはあるのかもしれないし、どこか奥底で、人類や生命というのは何かしら意識が共鳴していてつながっている部分もあるのかもしれない。
ということを、読み終えた後に、なんとなく感じさせられるし、考えさせられる。

あと、なんだかわけのわからない不思議な世界や感覚というのが、我々の目に見えないだけで、この世界のどこかにはいくらでもあるのかもなぁとあらためて思った。