- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 文庫
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面白かった。
萩尾望都のSF作品がいろいろ入っている一冊。
この中に出てくる、一角獣種という、ちょっと変わった種族の人々の、なんだかぎこちなくて生きづらそうで繊細な姿が、全くのフィクションのはずなのに、妙にリアルで、自分の知っている人や、あるいは自分自身の中に、なんだかこんな要素あるかもなぁとしみじみしながら読んだ。
あと、「六月の声」という初期の短編は、なんだか主人公のエディリーヌといい、物語といい、不思議と心に残る話だった。
「金曜の夜の集会」も、明日があるということがどんなにすごいことか、あらためて考えさせられるすごい短編だった。
萩尾望都は、やっぱ面白いなぁ。