- 作者: いどたより,村上豊
- 出版社/メーカー: 鈴木出版
- 発売日: 1988/04
- メディア: 大型本
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ジャータカの中の物語の一つ。
多くの学問を修め、なおかつ賢くなりたいと思い、魔法使いの弟子となった若者・サンジーバ。
ついに、おじいさんから、命をよみがえらせる魔法を教えてもらうが、使い方にはよく注意するように言われる。
はじめは、ひなが死んで悲しんでいた小鳥のために、ひなをよみがえらせてあげたり、善いことに慎み深く魔法を使う。
しかし、人に自慢したいと思い、ある時、他の人々がいるところで、みんなが止めるにもかかわらず、道端で死んでいた虎をよみがえらせ、自分が襲われて死んでしまう。
何か強力な力を得たとしても、それをコントロールするための自制や慎みがないと、かえって身を滅ぼしてしまうこともある。
そのことをあらためて考えさせられる、仏教説話だった。