- 作者: マリー・ホール・エッツ,よだじゅんいち
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1968/08/01
- メディア: 大型本
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これは、なんだか、大いなる真理を教わるような絵本だった。
といっても、別にむずかしいことや、かたいことは何もない、普通の子ども向けの絵本である。
主人公の女の子は森に行き、はじめは見つかる動物や昆虫のひとつひとつに、自分と遊んで、と言って近づくが、みんな逃げていく。
やがて、池のほとりの石にすわって、じっと動かずにいると、だんだんいろんな動物たちが寄ってきて、鹿は女の子の頬を舌でなめたりするぐらい近寄ってきて、遊んでくれる。
たしかに、人生、じーっと静かにしている方が、案外とうまくいく場合もあるのかもしれない。
なかなか面白い絵本だった。