- 作者: 山田太一,黒井健
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: 単行本
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なんとも不思議な読後感が残る絵本だった。
どこからが夢や幻で、どこまでが現実だったのだろう。
思い出してみれば、私も幼い頃や、その後も、いくたびか夢か現かわからないような不思議な体験をしてきた。
そして、それらは幻であったとしても、たしかに現実だったような気もする。
この世というのは、実はそれほど確たるものではないのかもしれない。
と同時に、現実と夢をごっちゃにしてもいけないのかもしれない。
なんとも不思議な、そして何かしら哀しい気持ちになる絵本だった。