絵本 「ふき」

ふき (えほん・ハートランド)

ふき (えほん・ハートランド)

心に残る絵本だった。

哀しいけれども、主人公の思いが胸を打つ。

「仇討」というと、一昔前の、あくまで一定の時代背景におけるもののように思われがちだけれど、この絵本を読むと、時代を超えて胸を打つことなのだとあらためて思った。

そうであればこそ、このようなことがないように、実際の人の世もあらかじめしていかなくてはならないのだろう。